どうも、エレクトロ相澤です。
今日はこのアイテムがなんなのか気になったのでお伝えしたいと思います。
この青く光りながら周りを光線がきらめくSFシューズです。
映画『スタートレック』や『ブレードランナー』、『スターウォーズ』、に登場しそうなこの未来を感じさせるシューズ
(どれもしっかり観たことないので登場しそうなのかは知りません)
ではなく、この青く光るシューズを空中に映し出している。モノです。
CGや合成画像ではなく実在している映像のようです。
まさか、ホログラム…
この機材の前に日本の看板の歴史について少し触れたいと思います。
時は平安
日本における看板らしきモノの存在は平安時代に確認されているようで
『令義解(りょうのぎげ)』に「肆廛(みせ)に榜標(ぼうひょう)を立て行名(こうめい)を題せよ」とあるように、
法令で決められ、都の東西の市(いち)に立てたものであった。
要するに、都で開かれる市に出店する店は、商品がわかるように看板を出せという法律のようです。
そこから鎌倉、室町、安土桃山、江戸時代と進化しまくった看板。
江戸時代頃までは識字率が低いため看板は文字よりも木板を彫り込んだ絵やイラストで表現することが多かったようです。
そして時代が華やかになり商業も豊かになると、看板は大型になり、設置場所も形状も多様になっていくようです。
近代
現代の看板は商業には欠かせないアイテムとなり、販売店舗では他店より目立つモノを設置し、話題作りをしていくという販売戦略の戦線になっています。
電気装飾やアイデア看板、動画対応のデジタルサイネージなど進化に進化を重ね、商業区域においては建築物の一部や壁となっています。
江戸時代の人が現代に来れば目がくらむほどの変化を200年ほどで現実にしていますね。
未来
そして未来には何がやってくるのか…
という未知との遭遇のようなサイン看板が最初に提示した
空中に光るシューズを映し出す機材ではないのか…
現在ホログラムは透明のスクリーンに映し出す、霧状にした水に映す、ミラー反射を利用して投影するなどの方法でしか利用できないようです。
株式会社ウィンクル Gatebox
ボーカロイド初音ミク 3Dホログラムライブ
その中であの青く光るシューズはこんな感じで空中に浮いているのです。
これはイギリスのkino-moという会社が作ったある意味最先端のホログラムなのかもしれません。
ですが……
実は…ホログラムではない
これ実は映像をよく見てもらうとわかるんですが、ホログラムではないんですね。
うしろに回転しながら映像を映し出す機材が設置されているんです。
原理はよくわかりませんが百貨店などにある空中に時間を映し出す時計と似たようなモノでしょう。
しかし空中にバンンバン映し出せるようなホログラム技術が発達すれば
看板業界のイノベーションどころか広告業界に旋風が巻き起こりそうですが
それはまだ未来のようですね。
空中を利用して消えたりする看板ができるような時代には屋外広告物規制や景観規制はどうなるんでしょうね、
という根本から変わりそうですが。
そんな未来を感じるkino-moの魅力的な商品でした。
未来がわかればデザインできる、3、4、5、ダー!!