2015.12.22
その看板いりますか? その2
「ここ大きな壁面があって、道から良くみえるからドカーンとインパクトある看板つけたいねん!!」
打ち合わせでよくあるシーン。
■広告費をドブに捨てる
でも僕たちは、こう思う事が多々あります。
「そこ。空いてるだけで誰も見てません。見ません。」
普通、道を歩いていて見えている視界は向いている方向のわずかな範囲のみです
脳が「見ている」のは視線の中央部分だけで、その周囲は見えていますが「意識」できていません。
なおかつ、人は足下付近を見て歩くので上の方は、余程のことが無い限りほとんど見ていません。
「見える」と
「見る」は
全く別です。
これを間違えると、広告費をドブに捨てる様なもんです。
■状況と訴求内容
ただし、確実にお客さんがその場所に来る場合や、企業ブランディングの場合、大きな商業施設が立ち並ぶ壁面等は違います。
「状況」と「訴求内容」が合致すれば効果は抜群。
しかしながら「訴求内容」のみを意識してしまう事が多く、残念ながら街を歩いていて「この広告ドブに捨ててるな」と思う事が多いです。
僕らは職業病で広告に意識行きますが普通の方は違います。
たぶんその広告見ません。
その広告費をもっと削減して効果的に訴求出来る方法がもっとあると思います。
■前回の記事
その看板いりますか?その1
クリエイティブ部 小島和人ハモニズム